2009/09/14
まる米のひとりごと第8話・・・
ど~も まる米です
久しぶりに、「まる米のひとりごと」を書きます
(まれに、このひとりごとファンが居ますので・・・ふふ)
本日のテーマは 「遺伝子組み換え作物」についてです
まず、遺伝子組み換え作物と非遺伝子作物とがあることはご存知ですね
その違いをしっかり理解しておくことが重要なので説明します
【遺伝子組み換えとは】
作物の遺伝子は、およそ2~3万個あります。
ここに自然界ではあり得ない配合を行うのです。
ただし、その性質が良く分かっている遺伝子を1~2個程度ですが。
(例えば、トウモロコシにクラゲの発光物質を移植するなど)
そういわば・・・・
人の手によって種の壁を越えた新しい生命体を作っている事になります。
【非遺伝子組み換えとは】
一番身近な言葉として思い浮かぶのは、品種改良です。
これは、いわゆる人口的に交配(交配育種)させたり、
自然あるいは人為的な突然変異を行って作った
(突然変異育種)作物になります。
しかし、遺伝子的には交配育種では全遺伝子の約半数、
突然変異育種では数個~数100個の遺伝子が変化していると思われます。
またこうなると、どの遺伝子が変化したのかは不明となります。
現在、遺伝子組み換え作物は、JAS法及び食品衛生法で
表示ルールが義務化されています。
対象は・・・
①大豆、とうもろこし、ばれいしょ、菜種、綿実、アルファルファ及び
てん菜の7種類の農産物
②①を原材料とし、加工工程後も組み換えられたDNA又はこれによって
生じたたん白質が検出できる加工食品32食品群及び
高オレイン酸遺伝子組換え大豆及びこれを原材料として使用した加工食品
となっており・・・・
消費者は遺伝子組み換え食品については選択できる余地があります。
しかし
非遺伝子組み換えについては、表示ルールは義務化されていません。
更に一般認識でも、遺伝子組み換えをしていない食品という安心感から
逆に安全だと思われています。
実は、ここに大きな落とし穴があるのだと思います。
人口交配や突然変異によって人為的に作られた作物なのです。
遺伝子についても、数個~数万個で変化している場合もあります。
はたして、これが安全だと言えるのでしょうか?
消費者は選択する余地どころか情報の開示も行われたいないのです
先に述べたように、非遺伝子組み換え作物とは、
確かに、農業の発展、食糧危機からの離脱を考えた時
品種改良や遺伝子組み換えもある程度は必要となるのかもしれませんが
その反面、大昔はなかった様々な病気(成人病、癌、アレルギーなど)が
著しく増加の一途をたどっている事を真剣に考えるべきではないでしょうか
私達、「宇佐本百姓」生産者は考えます
私達の作物、お米、大豆、麦は、一切の品種改良を行わず・・・
自家採種を繰り返し、その土地、風土にあった作物を作り続けようと
コメント
1. 無題
っと(^^)v
2009/09/14 12:16 by ともとも URL 編集
2. ともともさんへ
アレルギー体質の方は、特に深刻な問題ですよね!
ほとんどの場合、化学物質過敏症のようですが、現在の食品で、これを避けるのはかなり難しいのが現状です・・・。
これからは、生産過程がわかるような仕組み作りが必要ですね!
2009/09/14 12:55 by まる米 URL 編集
3. \(~o~)/
しあわせ米を世界中のキッチンに届けたいです
2009/09/14 13:16 by フードコンシェルジュ Yumi Takanashi URL 編集
4. Yumi Takanashiさんへ
小さなことからしか出来ませんが、少しずつでも日本人の食に対する意識が変わっていくような活動をしていくつもりなので、今後もよろしくお願いしますね!
2009/09/14 17:52 by まる米 URL 編集